ベドウィン族文化の伝統の一部となっているサルーキ犬は砂漠地帯にみられ狩猟を行う特徴のある犬種です。最古の国内犬種として知られるサルーキ犬は、なめらかなものと毛が生えているものの2種類がいます。ベトウィン族は2〜6匹のサルーキ犬を猟犬として狩りを行い、チームの一員として鷹と一緒に狩りをするようにしつけます。鷹は通常獲物を見つけてその上空を飛び交いますが、サルーキ犬は、数キロ離れている場合も多々ありますが、獲物を素早く追いかけます。狩人は馬やラクダでその後を追いかけます。
現在でもエミレーツ人は車の横で時速30〜40マイルで走るサルーク犬とともに狩りを行います。ルブアルハリは狩猟に好まれる場所で、砂漠の端にテントや中継所にサルーキ犬を飼っていた名残があります。
アブダビ国際空港の裏には砂漠の伝統的な狩りを讃えるサルーキ犬センターがあり、サルーキ犬をトレーニング・飼育したり、訪問者に彼らのユニークな特徴を学んでもらう場を設けています。