wahat al karama

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世界的に有名なアブダビのシェイクザイードグランドモスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)の真正面に、46,000平方メートルにわたって広がるワハトアルカラマ(Wahat Al Karama)は、母国のために命を犠牲にしたエミラティの殉教者を称え、永遠の敬意を表するための場所です。ワハトアルカラマには、1971年以来、兵士や警察官、外交官、民間人を含むアラブ首長国連邦の英雄を追悼する記念碑が常設されています。

営業時間

ビジターセンター:午前9時~午後7時
ツアー予約:午前10時~午後6時
記念広場エリア:24時間

集中的な建設期間を経て、ワハトアルカラマは2016年の「殉教者の日」に正式オープンしました。 イギリス人アーティストのIdris Khanがデザインした「記念碑(Memorial)」は、中心的な存在です。『メモリアル』はアルミニウムで覆われた31枚の巨大な傾いた板で構成される印象的なパブリックアートで、その背景にある象徴的意味は明白です。つまり、それぞれの板が互いに寄りかかる様は、UAEの指導者と市民や住民、彼らを守る軍人とを結びつける団結心や連帯感、相互協力を描いているのです。

近くで見てみると、板の表面にシンプルな文字で詩や引用句が刻まれており、記念碑の基点部分には軍隊の「忠誠の誓い」が刻まれた長い支柱的な板があるのがわかります。記念碑では、日没前に儀仗兵の行進を見ることができます。

「記念広場(Memorial Plaza)」と呼ばれる開放スペースの周囲は、石灰華で舗装された円形劇場式の座席が取り囲んでいます。このエリアには最大1,200人が着席できるほか、広場には目を見張るような浅いプールがあり、水面に映る記念碑とシェイクザイードグランドモスクは息をのむ美しさです。

記念広場と記念碑を通った先にあるのは、「名誉のパビリオン(Pavilion of Honour)」です。ここは、来訪者が思いを巡らせるための静かな瞑想空間となっています。円形の内壁には、UAEの英雄たちの名前が見られます。それぞれの名前は、UAEの軍用車から回収した金属で鋳造されたパネルの1枚1枚に刻まれています。これらの名前に囲まれているのが、7枚のガラス製パネルで構成される中央の立体作品で、それぞれのパネルはUAEの7つの首長国を表しています。ガラスパネルの両面には、UAEの「忠誠の誓い」が複数印字されています。

ビジターセンターでは双方向型の体験が可能で、UAEの英雄的な殉教者たちが体現した心に響く理念や高潔な価値観について学ぶことができます。ビジターセンターには、それぞれ独自のアクティビティを提供する4種のギャラリーのほか、公式訪問した外国の要人を記録する電子記名帳が備え付けられています。感動的な体験を記憶に残したい方は、おみやげショップを訪れましょう。

ワハトアルカラマは、毎日午前9時~午後10時まで無料で入場することができます。ガイドツアーは英語とアラビア語で行われ、最後のツアーは午後6時に開催されます。シェイクザイードグランドモスクとの間に定期シャトルバスが運行しているほか、歩道橋から簡単にアクセスすることもできます。

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ワハトアルカラマに関するよくある質問

アラビア語の「ワハトアルカラマ」は、「尊厳のオアシス」を意味します。記念碑にぴったりの表現です。