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イスラム教はUAEの公式宗教であり、広く信仰されています。イスラム教では金曜日が聖なる日とされており、教徒には信仰告白、礼拝、喜捨、断食、メッカへの巡礼から成る五行(行為)の実践が義務付けられています。加えて、イスラム教徒は1日5回、メッカの方角に向かって礼拝を行うことが義務付けられています。礼拝の時間は太陽の位置によって決まり、現代ではモスクのミナレット(尖塔)に取付けられたスピーカーを通して礼拝の時間が知らされます。
UAEの憲法は、確立された慣習に従って宗教を信仰する自由を保護しています。アブダビはイスラム教以外の宗教に寛容であり、イスラム教に干渉しない限り各自の信仰を自由に実践することができます。イスラム教徒でない方は、世界最大級のモスクである壮大なシェイクザイードグランドモスクでのガイド付きツアー(無料)に参加して、イスラム教の世界をのぞくことができます。ツアーは平日の異なる時間帯に開催されています。
ラマダンは、イスラム教徒がコーラン(イスラムの聖典)の啓示を祝う神聖な月です。ラマダンの期間、イスラム教徒は夜明けから日没までの間、一切の飲食、喫煙、穢れた考えや行為を断ちます。陽が沈むと、イフタールの食事で断食を終えます。イフタールの時刻はすべての日刊紙やオンラインで掲示されます。ラマダンの終わりは、3日間に渡るイード・アル・フィトルというお祭りと休暇 で盛大にお祝いされます。この期間、家族、友人、隣人、慈善団体に贈り物をする習慣が特徴です。