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アブダビには2種類の祝日があります。1つは建国記念日(12月2日)や元日(1月1日)などの日付が固定された祝日で、もう1つは殉教者記念日(12月1日)やムハンマド生誕祭(彼に平安あれ)のような、イスラム暦では固定されていますがグレゴリオ暦では毎年移動する祝日です。
UAEでは、歴史的な会談から引用された「統一の精神」というテーマのもと、毎年12月2日に建国記念日を祝います。この会談は、建国の父、故シェイク・ザイード・ビン・スルターン・アル・ナヒヤーンと首長国の首長たちが行ったもので、1971年12月2日にはUAEの建国が宣言されました。
殉教者記念日は、アラブ首長国連邦が、祖国の名誉を守るために犠牲となった殉教者に感謝を表する祝日です。こうした殉教者たちに1日を捧げるのは感謝の表れであり、国家とその指導者の間の深い関係を示す機会でもあります。
毎年ラビー・アル=アウワル(イスラム暦の第3月)の12日には、UAEのイスラム教徒が預言者ムハンマドの生誕日(彼に平安あれ)と「忍耐、寛容」という彼の教えを祝福します。
イスラム教の祝日は月の観測に左右されるため、毎年日付が異なります。イスラム暦は太陰暦の1つであり、これに基づいてイスラム教の月や祝日、および断食やイード・アル=フィトル、ハッジ、イード・アル=アドハーといった儀式の時期が決められます。
世界中のイスラム教徒が、イード・アル=フィトル(断食明けの祭り)、つまり、断食を行う神聖な月であるラマダンの終わりを祝福します。ラマダンの13日目の夜に、月観測委員会は断食の終了やシャワール(Shawal)の始まりを確認します。シャワールはヒジュラ(イスラム暦)におけるラマダンの翌月にあたり、初日がイード・アル=フィトルにあたります。
アラファの日は、ズー・アル=ヒッジャの9日目にあたります。巡礼者はハッジ(大巡礼)の最も重要な儀式を遂行し、他のイスラム教徒は預言者のスンナ(範例)に従って断食します。
イード・アル=アドハーは、ズー・アル=ヒッジャの10日目、アラファの日(9日目)の翌日にあたります。アラファの日には、巡礼者はハッジ(大巡礼)の最も重要な儀式を遂行し、他のイスラム教徒は預言者のスンナ(範例)に従って断食します。
ムハッラムの最初の日、イスラム教徒はヒジュラの新年の始まりを祝福します。ヒジュラは、預言者ムハンマド(彼に平安あれ)のメッカからメディナへの移住にちなんで名付けられました。
連邦省庁や公的機関、政府機関は祝日には休業します。