タイマイ

マスター・デベロッパーであるツーリズム・デベロップメント・アンド・インベストメント・カンパニー（TDIC）の手厚い保全活動により、サーディヤト島を元々訪れていた「ゲスト」とも言えるタイマイは今もなお、自然のままのアブダビ島の見渡す限りのビーチフロントで産卵しています。TDICはアラビア湾で唯一のタイマイ保護プログラムを2010年初頭に開始しました。このウミガメがいつからサーディヤト島で産卵しているのかは不明ですが、繁殖期のタイマイのメスは30年経っても産卵のために生まれ故郷に戻ってきます。

全長9kmのサーディヤトビーチ では毎年数匹のタイマイが巣を作り、それぞれの巣に約90～100個の卵が入っています。ウミガメたちと卵の安全を確保することは極めて重要です。そのため、歩行者が繊細な砂丘を歩いてウミガメの巣を邪魔しないよう、ビーチへの高架の遊歩道が設けられています。また、明るい照明や騒音も子ガメの注意をそらし、海から遠ざかった間違った方向へ向かわせてしまうことがあります。産卵期は子ガメの方向感覚を助けるために夜間照明が減らされます。ウミガメの巣は記録され、ビーチのメンテナンスクルーは巣に近づきません。またビーチファニチャーは夜間にビーチからすべて運び出されます。