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マジュリスはアラビア語で「議会」や「社交場」を意味し、このスペースは極めて重要な会議場の役割を果たします。アブダビでは、シルクロードが作られた何千年も前から、伝統的なマジュリスが商談の場として利用されてきました。昔ながらのマジュリスはテントを張った社交場で、交渉の前にアラビアの温かいおもてなしが提供されました。現在もマジュリスは、かつてと同じように重要なスペースとして機能しており、エミラティの多くの人々の家にはマジュリスがあります。
歓迎の場であるマジュリスには、守らなければならないエチケットがあります。エミラティのあいさつは、アラブ世界を構成する宗教や文化に由来しています。昔から、男性同士や女性同士の挨拶では、握手と抱擁を交わして相手を褒めたたえることが、心のこもった温かい歓迎だとされています。いっぽう、男女の場合は相手に触れることについて保守的です。
これを念頭に置き、男性の観光客は地元の女性に握手を求めないようにしましょう。女性のほうに握手をする気があれば、それを明確に示してくれるはずです。同様に、アラブの男性も女性と握手をしたがらない場合があります。そんな時は、笑顔が世界共通のあいさつになります。